フランス子育て 子どもの1人寝で救われた我が家

Life with kids

Bonjour! パリ在住ワーママ ayaです。

我が家の息子は、発達障害があります。その影響もあったのか、生まれた時からとにかく寝つきが悪く、寝かしつけに3時間は普通。

眠りが浅く、夜中に度々起きるので、一緒に寝ていた私は慢性的な睡眠不足とストレス、仕事との両立で、まさに心身ともに限界状態にきていました。

子どもの添い寝ハウツー本を漁り読み、薬局で眠りに誘うハーブシロップを買ってみたり・・・。まさに藁をもつかむ気持ちだったのです。

でも我が家では精神科医の勧めで一人寝をさせるようになってから、息子の眠りが劇的に安定。4歳半の今では、夜9時過ぎから朝まで、奇跡のように眠続けるようになったのです!!

ここでは私たち家族が息子の一人寝をしたきっかけと、気をつけたことなどご紹介しますね。

疲弊しきった夫婦を救った精神科医の言葉「息子さんを今すぐ1人で寝かしてください」

我が家に転機が訪れたのは、息子の発達障害がわかった3歳の頃。

言動の遅れが激しかった息子。幼稚園に度々呼び出されるようになり、最終的に精神科を紹介され、様々な診断の結果、発達障害の兆候があることがわかりました。

そして精神科の主治医からまず言われたのが、「息子さんの発達、つまり自立心を養うために、一刻も早く1人で寝かせてください」ということ。

フランスでは当たり前。自立心を養うために1人で寝かせる

フランス家庭の多くは子どもが赤ちゃんの時から1人部屋で寝かしつけます。それは子どもの自立心を養い、夫婦の時間が保てるようにするため。

まさに子どもは家庭の中心ではなく、家族の一員、という感じなのがフランスです。実際、幼稚園の子どもたちの多くが保育園児から1人で寝ていました。

一人寝のために気をつけたこと3点

①開始時期は大きな休暇後、など大きな区切りの後に。

なんといっても開始時期はとても大事。

いきなり明日から1人で寝かせる、といっても息子の心が準備できないと思いました。そこで我が家は、夏休み日本へ帰国した後、時差ボケも抜けて落ち着いた頃に定めました。

日本帰国中から少しずつ、息子には「フランスに戻ったらTAOちゃんの部屋を作ろうね!」と、子ども部屋を意識させるようにしました。

②子ども部屋を可愛くデコレーション

子どもの大好きな車たちや、かわいいキャラクターの寝具を揃え、「ここは君の楽しい空間なんだよ」というイメージを植えつけました。

また最初の1ヶ月は、私のカーデガンなど、私の匂いがついたものを彼の寝床のそばに置いてあげ、匂いで落ち着くようにしました。

③初めの1ヶ月はとにかく根気よく続ける!

いよいよひとり寝の開始!

毎晩20時半になると部屋に連れていき、一緒に本を読んだり話をして、20時50分にはTAOが電気を自ら消しにいく。彼が寝付くまでは私が添い寝。というルーティンを徹底しました。

想像通り、初めの約1ヶ月は、試練でした。

寝付いたところで部屋を出て行った瞬間に起きたり、

就寝後、数時間ごとにグズリ泣きしたり、私たちの寝室にやってくる毎日。

そのたびにまた部屋に連れていき寝付くまで添い寝、を繰り返しました。

また、毎度根気強く「TAOちゃんのお部屋でねんねしようね。パパとママもそうしたらゆっくりパパママのお部屋でねんねできるよ。」と、言って聞かせました。

そして1ヶ月もすると、彼なりに何かわかってきたのか?夜中起きても私たちの寝室に行きかけては自分の部屋に戻る。そしてそのうち、寝室にさえ来なくなる・・・朝まで寝る。

と、安定してきたのです!!

この時ばかりは夫婦でガッツポーズでした!

子どもがひとり寝してよかったこと3点

こうして、3歳半で一人寝をはじめたTAO。

4歳半の今では、体調が悪い時や季節の変わり目はまだ途中で起きることもありますが、基本的に1人で朝まで眠っています!

実践して特によかった3点をお届けします。

①息子の精神が安定するようになった

息子自身も1人部屋の方が熟睡できるようで、日中疲れにくくなったようです。グズリが減り、精神的に安定するようになりました。

②息子の自立心の成長を助けてくれている

精神科医も言っていたように、1人の空間で眠ることで、彼は自分1人で過ごす時間をもつことになりました。

今までいつも親(特に母親の私)を求めていた息子は少しずつ、一人遊びをしたり、自分でぬいぐるみを寝室に用意したり、寝る前の本を1人で選んだり、「自分1人で行動する」ことを覚えていったのです。

③家族皆の睡眠の質が上がった

息子と寝ていた頃は自分自身の時間はゼロ。

また夜中に何度も起きるので、別の部屋で寝ている主人も物音で目が覚め、家族全員、慢性的な睡眠不足の日々でした。

彼が1人寝するようになり、大人の時間がそれぞれ持てるようになり、息子が寝た後にゆっくり夫婦で晩酌をしたり、本を読んだり、できるようになりました。

最後に・・・

育児はとにかくマラソン。

そして子どもは家庭の中心ではなく、家庭の一員。

親も子どもも一緒にハッピーでいるために、息子の一人寝は実践して本当に、いいことしかありませんでした!!

今、子どもの寝かしつけで辛いお父さん、お母さん、大変だと思います。初めの数週間〜数ヶ月は大変かもしれません。でも子どもは必ず自分でケリをつけて眠るようになりますから!是非ともトライしてみてください。

Photo by Isaac Quesada on Unsplash

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