海外で、大人になってからの友だちづくり

Etc...

Bonjour! パリ在住ワーママayaです。

仕事と子育てに忙殺され、もはや落武者状態だった先日。

息子を夫に数時間お願いし、フランスの友人といざブランチへ!

快晴の日曜朝。

アラブのモスクに併設されたティーサロンでまったりミントティーとスイーツを頂き、しっかり話し込んだあと、パリの賑やかな下町界隈 5区 “ムフタール通り”へ。

トルコサンドイッチを口一杯頬張り、これでもかとしゃべりまくり、200%浄化されて帰宅!

在仏9年目にしてしみじみ思うのが、”友だちの大切さ”です。

海外で出逢った友人たちは、異国の地でゼロから壁を乗り越えてきた”我が道行く”日本人や、多国籍なパリらしいヨーロッパ、アジア、アフリカなど、様々な外国籍のママ友たち。飛行機でたまたま話して意気投合したヨーロッパ在住の友人は、殆ど会えませんが気のおけない10歳年下の友人です。

週末食事に行ったり、子連れで出かけたり、休みの日に電話したり。いつもよい”気”をくれます。

でも、はじめから良い友人たちに恵まれたわけでは全くなく、海外在住あるある、”孤独”の壁、がずーーーっとありました。

中には、”人類みな友だち”系で、どこの国に行こうがどの国の人とも即効友達になれる人もいます。

でも、私は逆タイプの”人見知り”。

しかも渡仏直後通った語学学校は10代、20代だらけ。30代後半だった私は楽しく話しはするものの深い関係にはなれず、折角仲良くなれても皆自分の国へ帰ってしまったり。

フランスでは夫婦で友人の集まりに行くことが多いのでそこで友達になるケースが多いですが、我が家の旦那さまは男同士で飲みたい派。

結局、渡仏から約5年、友達はほぼゼロ。しかも日本に帰国すると旧友たちに会える嬉しさはあるものの、少しずつ、日本との温度差というかアウェイ感を感じ始め、”自分の根はどこにあるんだろう、、”と悩むようになりました。

しかし、どうも5年程越えた頃、パリ生活に完全慣れ始めた頃、肩の力が抜けはじめ、少しずつ良いスパイラルにかわっていったのです。

海外で大人の友達づくり ① 頑張りすぎない

大人になると、学生時代とは違い、仕事に、人によっては子育てや夫婦生活、、と日々忙しいもの。

学生時代と比べ、はっきり言って時間もなければ、プライベートの出会いの数は圧倒的に減ります。

もちろん自分の気持ちに余裕があれば、例えば日本人コミュニティを探して参加してみたり、趣味の習い事など通ってみたり、どんどんアクションしてみるのは大賛成!

でも、ただでさえ出会う機会も少なければ、プライベートの時間も少ない。大人は結構大変。だから、肩の力を抜いて、がんばりすぎず、自分が”楽しい”と思える範囲でやってみるくらいでいいと思うのです。

私は友人が殆どいなかった頃、仕事探しに仏語勉強、趣味の時間にとにかく没頭し、今思い返せばそれも悪くない時間だったな、と思います。

海外で大人の友達づくり ②待たない

大人の友達づくりのチャンスは突然、フワっとやってくるもの。

たまたま飛行機の隣の席だった方と、なんか波長合うなぁ、とか。たまたま公園で会った子どもの友達のお母さん、気楽に話せるなぁ、とか。

そういう出逢いは、大人になると意外となかなかなくてフワーっとすぎていってしまうもの。

だから、またいつか会うかな?また相手が話しかけてくれるかな?とか待たずに、なんとなーく、笑顔で自分から心を開いて話しかけてみたり、何となく誘ってみる。

少し①と矛盾して聞こえるかもしれませんが、”いいな”と思う自分の気持ちに正直に。それを相手にちゃんと伝える大切さは、海外に出て学びました。

海外で大人の友達づくり ③気にしない

学生時代は、皆大体同じ生活スタイルなので、価値観も近いし、会う時間も合わせやすいですよね。

ただ大人になると、それぞれ生活スタイルが変わっていきますし、海外となるとさらに国籍の違う出会いも多いので、育ってきたバックグラウンドも文化も違う。

すると、学生時代のように”友人とはあの話題もこの話題も100%を共有”なんてしなくていいと思うのです。

この話題はあの友人と。この話題は別の友人と。というくらい、あまり深く気にせず、さっぱりとした関係が、気楽に、でも長く、楽しく一緒に過ごせるのでは、なんて思います。

こんな感じで、私は長い長い時間がかかりましたが!ゆるーくゆるく、自分のペースで、居心地がいいなぁと思える友人関係を海外で築いてきました。もしも何かご参考頂けたら、うれしいです。