Bonjour! パリ在住ワーママ ayaです。
9月に学期が始まる欧州。
昨日、幼稚園児の息子は年中さんを終了!
発達障害がわかってから早1年。
プロフェッショナルな幼稚園と学童の先生たちのおかげで息子は大成長し、1年を終えることができました!
フランスはこれから1ヶ月半の長い夏のバカンスです。
今日はそんなバカンス時期に共働き世帯を助けてくれる、フランス版学童 “サントル”(Centre de loisir)についてご紹介します!
共働き世帯のお助けマン Centre de loisir !
共働き世帯が多いパリ。6週間に1回、2週間の子どものバカンスが来るので、親はやりくりが大変。そんな両親のお助けマンが、この、サントルです。
サントルは、3歳〜14歳までを預かってくれ、学校がある期間は授業後、最長18:30まで。バカンス中は祝日を除き、8時半〜最長18時半まで。ガッツリ、子どもを預かってくれます。
幼稚園や小学校に付属しているので、普段通わせている学校のサントルにそのまま預けることができます。
サントルには、学校の園長や校長とは別にディレクターがいます。先生はアニマター(animateur)と呼ばれ、基本的に同じチームでシフトを組むので、顔馴染みのアニマターたちが、子どもの成長をしっかり見てくれます。
夏のバカンス中はインターンの学生たちもアニマターとして参加するので、サントルはとても賑やか!
○登録について
サントルの登録はバカンス数週間前に、市からEメールで案内が届きます。近くの学童はすぐに埋まるので、登録開始と同時に皆急いでウェブサイトで登録!
サントル初日は登録用紙との照合などあるので、学校の前は長蛇の列。その後仕事に向かう方は早めに行かれる方がいいですよ。
○料金について
サントルの料金は世帯収入によって変わり、昼食とおやつ代は別途です。世帯収入でかなり前後しますが、2週間ガッツリ見てくれることを思うと、かなりコスパが良いという感覚です。
充実したサントルの行事。親の義務的サポートがいらないのもありがたい!
日本と比べて季節行事が少ないフランスですが、季節に合わせて、校内の装飾を変えたり、イベントを企画してくれるので、子どもたちは季節とともに様々なことを楽しめます。
例えば、クリスマスやハロウィーンの時期はアニマターたちがコスプレのメイクをしてくれたり、おやつの袋をくれたり、季節の工作をしたり、パーティをしたり、皆で楽しく祝います。
また、息子のサントルでは”年の集大成”ともいうべき学芸会を学年の終わり頃、してくれます。
ある年は学校の外の広場で。ある年は市役所の別館を貸し切って、年齢別でグループを分け、ダンスやコーラスの発表がありました。
サントルのありがたいところは、こういった行事の時に、親の義務的なサポートがいらないこと。
日本だと衣装を親が準備したり、当日の運営手伝いが義務のようにやってくるイメージがありますが、フランスでは学校が所有している衣装や小道具を使用し、学芸会が彩られるので、親の義務的サポートは一切いりません!
学芸会の後は、みんなでビュッフェパーティがあったりしますが、これも基本的に完全ボランティア。数週間前から、ボランティアで食べ物や飲み物を持ってきてくださいという案内が幼稚園であります。
年齢や学校の違う子どもたちとまぜこぜで過ごす、貴重なバカンス期間
サントルの良いところは年齢や学校の違う子どもたちと混じり合えること。
特にバカンス中のサントルには、他の学校の子達も混ざるので、子どもたちには新しい友だちづくりがたくさんあります。
息子も自分より下の子を可愛がったり、上の子たちに弟のように可愛がってもらったりしていて、一人っ子世帯には嬉しいこと!
親身に子どもと向き合ってくれるアニマターたち
我が家は、息子の発達障害がわかったとき、障害特有の苦手なこと、癖などを、サントルのアニマターたちにも伝えました。
すると、彼がどのように成長しているか、1人で行動できるようになっているか、など、日々、気づきを教えてくれ、本当にありがたい!という感じでした。
なので、アニマターたちには臆することなく、子どもの疾患や心配事は伝えておいた方がいいです!
以上、お住まいの地域や学校によって運営に異なる部分があると思いますが、フランスの学童サントル事情でした!ぜひご参考にされてください♬

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