Bonjour !
パリ在住ワーキングママ ayaです。
パリはようやく、グレー色の空の寒い冬が終わりを告げようとしています。
花屋の軒先は、ミモザの鮮やかな黄色が元気をくれます。
梅も咲きはじめ、春が近づいているなぁ、と心がどこか軽やかになります。
子どもとの外出も楽しくなるこの季節。
大人も一緒に楽しめる、パリ植物園と自然史博物館 (半日編)をご紹介します。
パリ植物園
遡ること約400年前。17世紀のフランスは薬草の研究が活発化した頃。
1633年ルイ13世によって王立薬草園として設立され、当時は世界中の薬草研究ががここで進んだそう。1640年一般公開された後、長い歴史を経て、今のパリ植物園になりました。
約24ヘクタール(東京ドーム約5個分!)という広大な庭園は、植物学・動物学・博物園の宝庫。なかなかマニアックな企画展やガイドツアーも期間限定で開催しています。1日では足りないので何度か訪れる価値あり。
子どもと行くパリ植物園
さて、4歳, 5歳, 6歳の子どもたちを連れていざ植物園へ。植物園鑑賞を長時間するには難しいので、植物園でピクニックランチをしてひとしきり遊んだ後、園内にある「国立自然史博物館(Museum national d’histoire naturelle)」の中でも特に有名な「進化大陳列館(Grande Galerie de l’Evolution )」へ。フランス人に話したら、皆「あぁ、あそこね!」と誰もが知る博物館です。
迫力の進化大陳列館
入場するとすぐに巨大なクジラの骨がお出迎え。圧倒されます。館内には実物サイズのライオンやキリン、ゾウ、白くま・・・ありとあらゆる動物が大陳列する様はまさに圧巻。上階に登ると、数え切れない昆虫類の展示や、子どもたちが遊んで学べるブースもあり、幼稚園と小学生の子供たちも大興奮。
約2時間、子どもたちとどっぷり楽しむことができました。博物館の後は、植物園内の遊具がある公園で遊ばせ、併設されている屋外のテーブル席でおやつタイム。
半日あっという間、充実感いっぱいのピクニック&博物館鑑賞でした。


パリ植物園の楽しみ方いろいろ
パリ植物園内には、上記以外にも、古生物学ギャラリー(Galerie de Paléontologie), 比較解剖学ギャラリー(Galerie d’Anatomie comparée), 鉱物学と地質学のギャラリー(La Galerie de Minéralogie et de Géologie)が別館にあります。
指圧師の友人は解剖学を学ぶため通っていたり、熱心に訪れる大人も多数。子どもも一緒に楽しめるという、小さな子どもがいるファミリーにとっては貴重な場所。
また壮大な植物園には、「アルプス庭園」という秘境の庭園があるそう。名前の通り、アルプス山脈の野草たちが数千種。またアルプスやヒマラヤの渓谷や湿地帯にしか生息しない貴重な山岳植物たちを見ることができます。
入り口はJardin de simpleの中にあり、入り口を抜けるとアルプス庭園に続く地下道があります。
これだけの植物を無料で見れるというのは、さすが、美しい公園の数々と美術館が多数あるパリだからこそできる寛容さ。
大人も癒され、子どもも楽しめる休日。ぜひ旅のリストに。
アクセス
Jardin des Plantes (パリ植物園)
住所 : 57 rue Cuvier 75005 Paris
メトロ5, 7, 10番線
※自然史博物館に近いルートは10番線「Jussieu」を出て徒歩9分
開園日 : 毎日 8:00-18:30
※季節によって開園時間が長くなるので詳細はこちらから
入場料 : 無料
Grande Galerie de l’Evolution (パリ自然史博物館 進化大陳列館)
住所 : 36 rue Geoffroy Saint-Hilaire, 75005 Paris
開園日 : 火曜日以外、毎日 10:00-18:00
※1/1, 5/1, 12/25は閉園。最終入場は17:00
入場料 : 10€ – 16€
詳細はこちらから
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